講演プログラム

10月4日(木)

2F メインホール   <同時通訳>
10:00 – 10:30 オープニング・開会挨拶
10:30 – 11:10

記念講演 「BLOXHUB イノベーションハブ、コペンハーゲンのスマートシティ戦略」
フレデリック・タウバァ 氏 BLOXHUB(デンマーク・コペンハーゲン) チーフコマーシャルオフィサー

コペンハーゲンのスマートシティ戦略の概要について、QOL(生活の質)の改善と緑化推進都市の成長に焦点を当て、その戦略がリビングラボでどのようにテストされているかをご紹介します。コペンハーゲン首都圏周辺で新興するイノベーション地区がコペンハーゲンの都市開発においてどのような役割を担っているか、ブロックスハブ・イノベーションハブが、都市と民間企業との間でどのように持続可能な都市計画や国際協力をサポートして、都市の課題を解決し、国際的なビジネスを成長させているかについてもご紹介します。

11:20 – 12:00 基調講演 「3大陸での経験から語る!スマートシティの理論から実践まで」
ヤセール・ヘルミー 氏 Cisco アジア太平洋エリアS+CC(スマートシティソリューション)営業統括マネージャー
Startup Day in Kyoto Smart City Expo 2018
~KICK発・スター創生事業/けいはんなRC・KVeCS 共同開催~

京都発/日本発/バルセロナ発の国際色豊かで意欲的なベンチャー企業が、ベンチャーキャピタルなどの投資家やサポーターに対して、独自の技術やアイデアを持つ事業計画をプレゼンします。

※このプログラムは、セミナー申込とは別に事前申し込みが必要です。 事前申込はこちらからexit_to_app

13:00 – 13:05 開会宣言
KVeCS with Barcelona 2018
13:05 – 13:25

「RCのスタートアップ支援とバルセロナとの連携」
鈴木 博之 氏 ATR代表取締役専務/けいはんなRC戦略ディレクター兼イノベハブ推進リーダ

けいはんなリサーチコンプレックスのスタートアップ支援プログラムは、「けいはんなグローバルアクセラレーションプログラム(KGAP)」および「グローバルピッチングサイト‘STARTUPS’」から構成されています。KGAPでは、ピッチトレーニング/メンタリング/投資家とのマッチング/海外特別プログラムを通じて、起業家・スタートアップを育て、起業・事業拡大をサポートします。一方、STARTUPSは、スタートアップが世界中の投資家・サポーターと繋がるためのマッチングサイトであり、2分間のビデオピッチや各社の情報等が掲載されています。本講演では、これらのプログラムをバルセロナとの連携という観点から紹介します。

「けいはんなとバルセロナのコラボレーション構築におけるStartupの役割」
ロレンソ・ディ・ピエトロ 氏 Barcelona Activa エグゼクティブ・ディレクター

13:25 – 14:55

「会話AIプラットフォーム”Botbird”」
島谷 直芳 氏 株式会社メタバーズ 代表取締役社長兼CEO

自動会話AI作成運用システム「Botbird」「Botbird for Business」の事業紹介を行う。
このシステムはクラウド型WEBサービスとして提供され、これを利用することで、各種AIスマートスピーカーやLINE等のメッセージアプリ、またホームページに簡単に貼り付け可能なWEBチャット形式での自動会話アプリ・チャットボットをノンプログラミングで作成することが出来る。
今回は、この事業紹介および今後のビジネス展望についての発表を行う。

「ドローンポール~ドローンが安全、正確に長時間飛行するための自律型インフラ~」
松井 奈々 氏 株式会社IYD CFO

私たちは、産業用ドローンの社会普及に向け、安全なドローン運用の自動化を目指す学生ベンチャーです。2016年JST START史上最年少チームで予算を獲得し、開発した技術(特許申請済)をベースに現在は東大、京大のメンバーを迎え、開発を進めています。2020年には世界市場規模が2兆円を超す見込みのドローン業界では、大手企業が参入するも離着陸の困難さ、飛行時間の短さから、実用化に至っていないのが現状です。これらの致命的な問題点を解決するため、ドローンポールは開発されました。いかなるサービスにも汎用的に必要とされる安全性、正確性、長時間飛行を自動化し、産業用ドローンのデファクトスタンダードを目指します。

「GELTRONは乗り物に乗った時の痛みやしびれを解決します!」
田中 啓介 氏 株式会社パシフィックウエーブ 代表取締役

乗り物に乗った時におしりや背中に感じる痛みやしびれを軽減することによって、快適な移動環境を作ることができるジェルトロンについて、その機能特性と効果について。
更に、快眠用はもとより病院用マットレスや救急車用ストレッチャーにも活用が期待されている。
これらの解説にあたり、医療現場のエビデンス並びにNPUAP(米国褥瘡諮問委員会)の最新情報等に加え、いくつかの実験によってその不思議な機能を解説する。

「Stroly – デザインマップのロケーションサービス」
高橋 真知 氏 株式会社Stroly 代表取締役社長 共同CEO

StrolyはStroll+Storyという意味の、デジタルマッププラットフォームです。手書きや鳥瞰図やガイドマップのようなターゲットやテーマのある編集されたマップをGPS連動で使えるロケーションサービスです。
Strolyは2017年10月にβサービスをローンチ。誰でも自由に地図を投稿し、GPSと連動させて公開することができます。投稿した地図の分析用のパフォーマンスデータを取得することができます。主なユーザは鉄道・不動産・旅行など、エリアマネジメントやエリアブランディングをする企業や自治体、NPOなどです。
これまでに約4億円の資金調達を実施しています。今後増え続ける観光客の需要やそれに対応するエリア向けのサービスを充実させます。

「クイズでわかるアクセス解析。マーケターの時間と喜びを作るKOBIT」
窪田 望 氏 株式会社クリエイターズネクスト 代表取締役

「複数ロボットによる自動配送」
Patrick Synge 氏 Eliport Co-founder and Partnership Director

「都市に特化した初めての共感できるAI」
Ivan Caballero Garcia 氏 Social Coin CEO

「バスを効率的に利用するスマートフォンアプリ」
Kirill Blazhko 氏 Tunnll CEO

14:55 – 15:00

総評とRCご挨拶
中川 雅永 氏 公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構 常務理事・RC戦略ディレクター

KICK発・スター創生事業 2018年度第1回事業計画発表会
15:20 – 17:00

「打楽器演奏ロボットCabotと生音セッション」
飯尾 英晃 氏 株式会社UTSUWA 代表取締役

「突然ではなくなるてんかん発作」
小林 紀方 氏 クアドリティクス株式会社 代表取締役

「三次元神経組織によるALS創薬」
徳永 慎治 氏 株式会社Jiksak Bioengineering 最高執行責任者

「iPS細胞由来心筋細胞の事業開発」
牧田 直大 氏 株式会社マイオリッジ 代表取締役社長

「再生医療技術で、感染症研究を変える」
宮﨑 和雄 氏 マイキャン・テクノロジーズ株式会社 代表取締役CEO

「無為自然なIoT体験『mui』」
大木 和典 氏 mui Lab株式会社 代表取締役CEO、共同創業者

「水素社会はパルスレーザーから」
松本 一希 氏 株式会社Laser Linx 代表取締役

17:00 – 18:00

ポスター展示会・プレゼンテーション企業と参加者による情報交換会

2F シアター 
ネクストモビリティExpo2018
スマートシティのキーファクターとして注目される「ネクストモビリティ」の最先端

「人のためのモビリティ」「人のためのスマートシティ」をコンセプトに、電気自動車、自動運転、小型モビリティ、エネルギーインフラとの連携、交通インフラ間の連携高度化(MaaS)などの最先端をお伝えします。
超高齢化社会と地域の過疎化、そしてそれに伴う労働人口減少への対策として求められる「新しい交通システム」、その現在地と展望を体感いただく機会となります。

13:00 – 13:40

「ITSの高度化による社会課題の解決に向けた警察庁の取組について」
泉本 央 氏 警察庁交通局交通企画課 課長補佐

ITSや自動運転を巡っては、近年、情報通信技術の発展とデータ利活用の進展を背景に、大きな革新の時期にあります。特に自動運転の実現は我が国の将来における交通事故の削減や渋滞の緩和等を図るうえで不可欠なものになると考えられます。また、歩行機能に課題をもつ高齢者や障がい者等の交通制約者についても、ITを活用することでより安全な交通の提供を行うことができます。
警察では、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に参画し、自動運転の実現に必要となる技術や交通制約者等の移動支援システムの開発等に取り組んでいるところです。
本講演では、ITSの高度化による社会課題の解決に向け、警察庁が現在取り組んでいる各種施策について紹介します。

13:50 – 14:20

「地方を賑やかに!! ~「まち・ひと・しごと」を創生する「考える力」とは~」
桑山 和彦 氏 株式会社VSN VIエキスパート

日本の国際競争力向上の重要政策として地方創生がうたわれる中、どのように「まち・ひと・しごと」をより良くしたらいいかわからない。そこには常識や、しきたりにとらわれない「考える力」を持った人材が求められる。そして、その力は周囲に好影響を与え、浸透していく。
「考える力」とは何か、その力を身につけるためにはどのようにしたらいいのか、講演者自身の経験と実績を基に解説する。

14:30 – 15:10

「予防安全に対するダイハツの取り組み」
増田 基 氏 ダイハツ工業株式会社 電子技術部 ASV開発室 室長

ダイハツ工業では日常生活の足として活躍するスモールカーに最適な先進安全装備を低価格でご提供し、多くのお客様に「安心・安全」をお届けすることをコンセプトとして、予防安全システム「スマートアシスト」の開発に取り組んでいる。2012年に軽初の衝突回避支援システムとしてスマートアシストの商品化を行った。その後、世界最小のステレオカメラを開発し、 2016年にスマートアシスト3まで進化させた。本講演では、スマートアシスト3を中心に、当社の安全運転啓蒙活動等についても紹介する。

15:20 – 16:50

「近未来社会のモビリティ ~ ヒト・モノ・金・エネルギーはどう動く? ~」
ゲスト:
岩下 直行 氏 京都大学経済学部 教授 <マネー>
大野 秀敏 氏 アプルデザインワークショップ代表・東京大学名誉教授 <まちづくり>
田中 浩也 氏 慶応大学SFC 教授・ファブラボジャパン発起人 <物流>
藤原 洋 氏 インターネット協会/ナノオプト・メディア <IoT>
村上 憲郎 氏 村上憲郎事務所 <エネルギー>

司会:
会津 泉 氏 ネクストモビリティ・コミュニティ/多摩大学情報社会学研究所

近未来社会では、AIやビッグデータ、IoTなどデジタル技術がさらに発展し、社会のあらゆるリソー スが従来の枠を大きく超えて移動することが想定されます。運送会社が物流拠点に3Dプリンターを装備し、お客にいちばん近いところで製造・配達すれば、物流は大きく変わります。ライドシェアの決済にFinTechが活躍します。スマートグリッドの応用で、交通系とエネルギー系の最適制御の連動が実現します。<小さい交通>がIoT、AIで加速されるでしょう。まちづくりも変わります。斯界の第一人者たちによるジャムセッションが始まります。

1F セミナー会場①   <同時通訳>
12:50 – 13:30

「スマートシティと人工知能 Society5.0と地域活性化」
須藤 修 氏 東京大学 教授

総務省では、ICT地域振興策としてIoTを活用する新ICT戦略を展開している。さらに政府は、人工知能を積極的に活用してSociety5.0への社会転換を大規模に推進しようとしている。講演では、IoT政策、Society5.0に向けた動向について述べ、さらに世界の主要動向についても言及し、地域社会が描くべき未来とその課題について展望しようと考えている。

13:40 – 14:20

「古い大陸に学ぶ、新しい都市への教訓」
アリシア・アシン 氏 Libelium Comunicaciones Distribuidas S.L. CEO

スマートシティの機会と挑戦は、現在から2020年へと続いています。近年では、ほとんどの都市がInternet of Things(IoT)を取り入れてスマート化しています。私たちは今、現実世界をデジタル世界に結びつける新しい時代への移り変わりを体験しています。センサー技術を既に採用した都市もありますが、ほとんどの都市ではまだ模索の途中なので、これを「効率性の夢」と呼ぶことができるでしょう。
この講演では、都市をより持続可能に、より住みやすくするために、IoT技術がどのように役立つかを、アリシア・アシンが分析します。それぞれの目的に応じて、リベリウムの技術を用いてプロジェクト開発を行っている世界各地の都市の実例を多数ご紹介します。このセッションは、水の効率的利用、大気環境の改善、集約農業の生産性向上、最後に、2011年の大震災後の福島地域における放射線モニタリングの実例、という4つの主要テーマを軸に展開します。
スマートシティとIoTは、人々が自分のおかれた環境と関わることを可能にします。オープンデータの取組は、民主主義を保証する重要な役割を持ち、IoTの最大の産物となるかもしれません。

15:20 – 16:50

国際高等研究所パネルセッション 未来を拓く国際高等研究所

国際高等研究所は、1984年に「人類の未来と幸福のために何を研究すべきかを研究する」研究所として、けいはんな学研都市の中核機関として創設されました。
人間を強く意識し、人々の生活と密接に関わりながら、21世紀の社会経済と自然、人間、教育、学術・科学技術に係る諸課題の検討に取り組んでいます。人類が直面している諸課題に対して科学技術はどうあるべきか。人工知能(AI)、IoTの展開、少子高齢化、雇用問題、限界費用ゼロ社会の到来、シェア・エコノミーの進展といった社会の変容と人々の生活との関わり。国際的な教育環境を実現し、次代を担う人材をどう生み出していくか。
このような課題について、統合的にパネル形式でディスカッションを行い、けいはんな学研都市から拓くスマート社会の未来に向けて、高等研から新たな視点と方向性を提示し社会へ問いかけます。

「未来を拓く国際高等研究所」
松本 紘 氏 国際高等研究所 所長/理化学研究所 理事長 

「21世紀の科学技術-持続可能な社会の実現と地域」
有本 建男 氏 国際高等研究所 副所長/政策研究大学院大学 教授
駒井 章治 氏 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科准教授/国際高等研究所客員研究員

「第4次産業革命にどう適応すべきか -社会科学者の戦略-」
佐和 隆光 氏 国際高等研究所 副所長/滋賀大学 特別招聘教授

「国際教育都市の実現にむけて-けいはんなから世界へ-」
高見 茂 氏 国際高等研究所 副所長/京都大学学際融合教育研究推進センター 特任教授

1F セミナー会場② 全国自治体交流シンポジウム
12:30 – 12:35 開会挨拶
12:35 – 13:00

基調講演 「『スマートシティ さいたまモデル』の取組」
清水 勇人 氏 さいたま市長

さいたま市は、2009年から「E-KIZUNA Project」として、官民連携によりEV、FCVといった次世代自動車の普及促進、走行環境を支えるインフラ整備に取り組み、2011年には、「次世代自動車・スマートエネルギー特区」の指定を受け、平時、災害時を問わず、水素をはじめとした多種多様なエネルギーを供給できる施設の整備など、レジリエンス性向上に向けた取組を民間企業や大学などとの協働により開始しました。さらに、2015年より「環境・エネルギー分野」だけでなく、住、食、医療、健康、交通、観光など地域社会を構成する主要分野を包含したプラットフォームの構築を、本市の副都心である美園地区において、「スマートシティさいたまモデル」として取組んでおります。

シェアリングエコノミー
13:00 – 14:05

「Smart City meets Sharing Economy」
野口 功一 氏 PwCコンサルティング合同会社 常務執行役 パートナー職
石原 一樹 氏 内閣官房 情報通信技術総合戦略室 シェアリングエコノミー促進室 参事官補佐
松原 文枝 氏 株式会社テレビ朝日 経済部長

IoTを活用したスマートシティ計画は、高齢化や人口減少といったこれからの日本においては、行政サービスの効率化や住民の生活利便性向上の観点からも有意なものとして、取り組みや検討が進められているところです。そのような街づくりにあっては、テクノロジーの進化が実現を後押ししたCtoCビジネスモデルであるシェアリングエコノミーに注目する企業や自治体も増えており、両社は親和的な関係にあるといえるでしょう。このセッションでは、最新の国内市場調査の結果や海外の事例を紹介するとともに、両者の親和性の検証や、シェアエコの導入や促進のために生じるであろう課題や対策といったことを、登壇者の知見や経験を交えながら見ていきます。

全国先進事例
14:15 – 14:35

「『スマートシティ会津若松』の取組~ICT×データ活用によるまちづくりの実践~」
五十嵐 徹 氏 福島県会津若松市 企画政策部 企画調整課 副主幹

会津若松市では、ICTやデータ分析などを健康や福祉、教育、防災、さらにはエネルギー、交通、農業といった様々な分野で活用し、安心して快適に暮らすことのできるまちづくり「スマートシティ会津若松」の取組を推進してきました。
本講演では、農業や観光分野など地域産業への展開例をはじめ、より多くの世代の方を対象として地域情報を提供するデジタル情報プラットフォームの取組や、ICT関連産業の集積に向けた取組など、ICTやIoT、AIをどう活用し、そして、それらから取得されたデータをどう施策へ反映しているのかについて、会津若松市が挑戦するまちづくりの実践事例をご紹介いたします。

14:35 – 14:55

「データは集める時代から使う時代へ ~安心・安全な社会へ導くデータ活用とは~」
本条 智仁 氏 オムロンソーシアルソリューションズ株式会社 事業開発本部 データビジネスP/J 担当部長

近年台風による被害や頻発する地震など、未曾有の災害が多く発生し我々の社会生活が脅かされています。さらには高度成長期に作られたインフラ設備も50年を過ぎ老朽化が進んでおり改修が急務となっています。その対策として様々なセンサを設置し、データ収集することで改善を行っていますが、そのほとんどは『監視』という目的で使われており、今どのような状態にあるのかを把握するためのものです。しかし、この収集したデータを活用し、『予測』に活用することで可能な限り災害を未然に防ぐことができます。弊社では安心・安全な社会を目指し、様々なソリューションをご提供しておりますので本セミナーでご紹介させていただきます。

14:55 – 15:15

「デジタルサイネージとWiFiによる広域観光情報基盤の整備」
前原 功治 氏 北海道ニセコ町 商工観光課長

北海道の蘭越町、ニセコ町、倶知安町で構成されるニセコ観光圏。標高1,308mのニセコアンヌプリを頂点として連なるニセコ山系や、蝦夷富士と呼ばれる日本百名山の羊蹄山、清流日本一の尻別川などの自然環境に恵まれ、冬場はスキーなどのウインタースポーツ、夏場はサイクリングや川下りなどのレジャーを楽しむために世界中から数多くの観光客が訪れます。さらに魅力ある観光圏づくりの一環として、同観光圏が取り組んでいるのが積極的な情報発信です。本セミナーでは、ニセコ観光圏が構想したフリーWi-Fiとデジタルサイネージの設置を柱とする「ニセコエリア総合観光情報発信事業」についてご紹介いたします。

環境・エネルギー
15:25 – 15:45

「札幌都心の低炭素で持続可能なスマートシティづくり」
櫨山 和哉 氏 北海道札幌市 まちづくり政策局 都心まちづくり推進室 都心まちづくり課 エネルギープロジェクト担当係長

札幌市では「都心エネルギーマスタープラン」を策定し、「低炭素、強靭、快適・健康」を基本方針とした持続可能なスマートシティづくりを都心部の建替更新に合わせて中長期的に進めようとしている。
そのような中、9月6日に発生した北海道胆振東部地震では約2日間に渡るブラックアウトを経験し、近年整備を進めてきた自立分散型エネルギー供給拠点の有効性を確認できたと同時に、まちづくりやエネルギー分野に関する多くの課題が浮き彫りになった。
今回の講演では、札幌都心部が目指す持続可能なスマートシティづくりの全体像と、震災時の状況を併せて紹介する。

15:45 – 16:05

「関西電力のスマートコミュニティの取組み」
野地 小百合 氏 関西電力株式会社 地域エネルギー本部 地域エネルギー部長

関西電力では、地域社会の抱える課題を解決する方策として、スマートコミュニティ構想を切り口としたまちづくりをご提案しています。本講演では、まちづくりのコーディネーターとして構想の具体化に向けて取り組んでいる事例として、高の原スマートコミュニティ構想の事業計画と木津川市におけるスマートフォンを使った地域情報プラットフォームの実証試験の結果について紹介いたします。

16:05 – 16:25

「自治体と企業で取り組んだ地産地消型エネルギーシステム」
伊藤 泰夫 氏 富士電機株式会社 営業本部 社会ソリューション第一統括部 課長

富士電機では、福島県相馬市に導入されたスマートコミュニティー事例を紹介します。相馬市では以前から低炭素社会に向けた取り組みを始めていましたが、東日本大震災や社会情勢を踏まえ、再生可能エネルギーを市民であることのプライドの醸成や地域振興の重要なツールとして活用を復興計画に位置づけ検討してきました。この中で市内に事業所を持ち、地域振興のパートナーである(株)IHIと共同で情勢に即した実践モデルを構築する取り組みが行われました。弊社はこの導入事業に計画段階から関わってきましたので事業の背景から導入、完成に至るまでの取組みを紹介します。

16:25 – 16:45

「京都府におけるIoT技術を活用した廃棄物処理モデルの構想について」
廣田 純一 氏 京都府 環境部 循環型社会推進課 技師

京都府では、2020年度までに京都府における産業廃棄物の最終処分量を現状11万tから7.5万tまで削減することを目標としており、達成に向け2016年12月に「産業廃棄物の3R戦略プラン」を策定致しました。
その大きな柱として、IoTを活用した廃棄物処理の技術開発・実用化を掲げており、今後、さらなる発展を遂げるであろうIoTの利用モデルを、府内事業者に向けて発信し、活用促進を行政としてサポートしていきたいと考えています。
本講演では、京都府が構想するIoT技術を活用した廃棄物処理モデルと普及に向けた取組について御紹介させていただきます。

16:45 講評 木下 剛 氏 (一財)インターネット協会 副理事長
1F セミナー会場③   <同時通訳>
12:50 – 13:30

「人口高齢化のためのスマートリビング・テクノロジー ―フィンランドのケースから」
ユッシ・レンティ 氏 VTTフィンランド技術研究センター プロジェクトマネージャ

フィンランドは、ヨーロッパでも高齢化率の高い国です。総人口に占める65歳以上の人口の割合は、現在の20%から2030年までに26%、2060年までに29%に増加する見込みです。フィンランドは、機能的能力が低下した高齢者の介護と支援のニーズに対応する新しい方法を模索し始めています。高齢者が自宅で暮らし続け、自分のことは自分でできるようにする技術の開発は、高齢化対策政策戦略の観点から重要な目標です。技術は、高齢者の自主性と自律性の維持を助けます。また、社会的関係を築いて維持し、活発な社会活動を行うことも可能にします。フィンランドのVTT技術研究センターは、1980年代から高齢化社会のニーズに応える技術ソリューションを開発してきました。当初の研究は、製品とデバイスに重点を置いたものでした。現在では、技術やサービスの包括的・統合的な専門知識がVTTの競争力の源となっています。

13:40 – 14:20 「世界の経営者は、サービスを製品に融合し、成長への準備を進めている」
フェデリコ・サルヴィッティ 氏 Digital Business Council マネージングパートナー、デジタルセールス促進部長
ルカ・カターニア 氏 Digital Business Council 最高事業成長責任者(CGO)
14:30 – 15:10

「5Gとその先を見据えて:ヘルスケアとスマートトランスポーテーションへの応用」
スジット・デイ 氏 カリフォルニア大学サンディエゴ校 ジェイコブズスクール(工学部・工学大学院) 教授 

2020年初めに一部導入が見込まれるモバイルネットワークの第5世代技術(5G)は1ms以下の遅延時間と10Gbps以上の通信速度、きわめて高い信頼性を実現し、現在の10~100倍のデバイスをネットワーク上でサポートすることができると予想されています。5Gの恩恵は多くの分野にまたがるものですが、特にヘルスケアと自動運転の用途で大きな進展が見込まれます。この講演でデイ教授は5Gの総括的な展望を示したうえで、Connected Health Programや、Smart Transportation Innovation Initiative(STIP)など、UCサンディエゴおよびサンディエゴ地域で進められている複数のプログラムを紹介します。後者のSTIPには、UCサンディエゴキャンパスで展開中の5Gおよび自動運転に関連したイノベーションを開発、検証するLiving Laboratory(実証実験)プログラムも含まれています。

15:20 – 16:00

「Using Artificial Intelligence to build Smarter Cities」
ビン・レイ 氏 ジルファルコンテクノロジー 営業部長

16:10 – 16:50

「スマート台北が世界を変える – アジアにおけるプラットフォームとしての政府」
李 鎮宇 氏 台北スマートシティプロジェクトマネジメントオフィス ディレクター

台北市は、「持続可能性と住みやすさ」を主要目標とし、2016年に台北スマートシティプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)を設立しました。PMOの基本的な目標は、台北市民のニーズを満たすスマートシティアプリケーションの開発を促進することです。PMOはこの目標を達成するため、政府、産業界のパートナー、市民を結びつけるプラットフォームとなることを目指しています。これらの主要ステークホルダー3者間のプラットフォームとして、MPOは①トップダウン、②ボトムアップ、③市民参加という3つのアプローチを築いています。
MPOのアプローチは、「失敗を恐れない」という重要な精神に支えられています。これはプロジェクトにも当てはまり、いずれは失敗を恐れないことが市民の一般常識になるよう、文化的な変化を引き起こすことを目指しています。失敗した実験もスマートプロジェクトの実現に近づく一歩であり、やがては人々の役に立つ、というのが根底にある考え方です。
全体として、PMOの枠組みの下、台北市はプラットフォームとして革新性、創造性、スタートアップイニシアティブを生み出し、現実世界の課題を解決するソリューションを実験する場となります。ソリューションが一旦実証されれば、それをスケーリングし、スマートシティとしての台北市の発展をさらに進めていく予定です。

10月5日(金)

2F メインホール   <同時通訳>
10:30 – 11:10

記念講演 「モビリティ社会の未来:スマートシティの基礎を築く」
サイモン・ディクソン 氏 Deloitte LLP, Partner, Global Transportation Leader

世界各地で人々の移動手段は急速に変化し、成長と繁栄のために都市に求められる役割はますます高まってきています。究極的なゴールはこのような事象を結び付けて捉え、都市が変化に適応し、ヒト・モノの移動を効率的に、持続的に、そして統合的に行ってくためのあらゆる疑問に対して答えを導き出すことです。
本講演では、生産性、居住性、柔軟性といった都市に関する指標をご紹介し、21世紀のテクノロジーを活用し21世紀にふさわしい都市、いわば「スマートシティ」の実現に向けた方策をご紹介します。

11:20 – 12:00 基調講演 「スマート社会の実現を支援する最新3Dテクノロジー」
山賀 裕二 氏 ダッソー・システムズ株式会社 代表取締役社長
13:00 – 15:00 「関西・ASEAN・環インド洋連合(IORA)イノベーション拠点連携」サミット カンファレンス
~グローバル・イノベーションと新産業創出を目指して~

バンバン・スビヤント 氏 インドネシア 科学技術庁研究院(LIPI) 副長官
タニヤヌパー・アナンタナ 氏  タイ チェンマイ大学STeP ディレクター
モッド・ラジ 氏 国立マレーシア国民大学
グェン・カン 氏 ベトナム 教育科学省 シニアリサーチャー
チュエン・ゼン・スー 氏 台湾 雲林国立科学技術大学 副学長
丸野 進 氏 (公財)関西文化学術研究都市推進機構 RDMM支援センター長

SDGsに向け「関西・ASEAN・環インド洋連合(IORA)とのイノベーション拠点連携」の実現を目指し、本カンファフェンスでは、各国でのイノベーション・新産業創出施策の紹介、各国のサイエンスシティ・サイエンスパークなどの相互利用の提案、人材育成等のための交流プログラム提案などの講演と、イノベーション拠点連携実現についてのパネルディスカッションを行います。

カンファレンス終了後、各国・各企業とのビジネスマッチングを開催します。(会場:メインホール横 ガイダンスルーム4) 詳細、お申込みはこちらexit_to_app

15:10 – 15:50

「AI、IoT、環境保全技術を活用、スマートシティの為のイノベーション」
セバスチャン・トレンブレイ 氏 ラバル大学 教授/UMRsu(都市科学共同研究体) 科学部門理事長
ジル・サバール 氏 IVADO(ビッグデータ最適化研究所) 理事長
クリストフ・ギー 氏 コンコルディア大学 研究大学院 副学長

AI、IoT、環境保全技術を活用、洗練され且つ持続的な街を作る為のイノベーション
1)太陽光・地熱発電を利用したネットゼロハウス、IoT制御によるスマートビルディング研究センターを基盤とし、次世代都市・調心アート・再生エネルギー資源等の研究手法を発表。
2)IVADO(データ付加価値研究所)より、スマートシティの中核であるデータ解析論を駆使し、モントリオールにおけるエコシステムとそのデータを有効活用した3つの取組みを披露。
3)都市科学の為の共同研究ユニット「産業・街・大学を一つにするイノベーションネットワーク」より、公共交通システムから得たリアルワールド(ビッグ)データを利用したケベック州警察局によるAI活用例を発表。

2F シアター 
ネクストモビリティExpo2018
スマートシティのキーファクターとして注目される「ネクストモビリティ」の最先端

「人のためのモビリティ」「人のためのスマートシティ」をコンセプトに、電気自動車、自動運転、小型モビリティ、エネルギーインフラとの連携、交通インフラ間の連携高度化(MaaS)などの最先端をお伝えします。
超高齢化社会と地域の過疎化、そしてそれに伴う労働人口減少への対策として求められる「新しい交通システム」、その現在地と展望を体感いただく機会となります。

12:50 – 13:30

「第5世代移動通信⽅式5Gの実現とモビリティ応用に向けて」
奥村 幸彦 氏 株式会社NTTドコモ 担当部長

第5世代移動通信5Gは、既存の移動通信をさらに発展させた超高速・大容量,多数接続、超低遅延などの特徴を持つ次世代の移動通信であり、現在、通信業界のみならずICTを活用する産業界・学術分野全体において大きく注目されています。本講演では、5Gの新技術・国際標準化などの最新動向を述べるとともに、5Gの応用により提供が期待される新しいアプリケーション・サービスの幅広い業界と連携した創出やシステムトライアルなど、5G実現に向けたドコモの取り組み状況についてモビリティ応用を中心に紹介します。

15:20 – 16:00

「社会的な昆虫と現実──運転手のいない未来のための分散型ライドシェア」
ジュリア・カセム 氏 京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 特任教授

京都工芸繊維大学KYOTO Design Labは、「デザイン・アソシエイト・プログラム」として、世界中から招聘した若手デザイナーと本学の研究者による共同研究をおこなっています。5年目となる今回は、ドイツのデザイナーであるヘンリック・ニーラチュカーが、本学で応用生物学を専門とする秋野順治教授と広島大学数理分子生命理学専攻の西森拓教授による協働でおこなわれた。ニーラチュカ―氏は、「私たちは、昆虫の社会的な振る舞いから何を学び、どのようにコミュニティベースの新しいライドシェア開発に活かすことができるのだろう?」という問いを立て、彼らの研究からインスピレーションを受け、モビリティと高齢化に関する問題に対し、ダイナミックに応答する交通モデルを開発した。
本発表では、思索的なデザインプロジェクトの研究過程と成果に焦点を当てた発表を予定している。

16:10 – 16:50

「モビリティ・オープンデータ研究とその実践的活用 -タクパト&二次交通のオープンデータ化」
山崎 里仁 氏 一般社団法人沖縄オープンラボラトリ 主査

一般社団法人沖縄オープンラボラトリでは、公共交通に関するオープンデータ活用の研究開発に取り組んでいます。
この活動の一環として、沖縄県内のタクシー400台に搭載したPCから集めうる様々なデータを蓄積し分析しています。この成果はタクシーの利便性向上に寄与すると同時に、交通事故の低減やリアルタイム性の高い交通状況の詳細な把握などにも貢献しうることが明らかになってきました。本公演では、これらの成果と、公共交通に関するオープンデータから近未来に実現すると考えられる高度な利活用(ユースケース)の可能性について発表します。

1F セミナー会場①   <同時通訳>
12:50 – 13:30

「スマートシティへの取り組みの中でのスポーツやエンターテイメント地区の役割」
ジェイソン・トゥイル 氏 シドニー工科大学デザイン・建築学部 イノベーションフェロー

スポーツとエンターテイメント利用を混合させた新時代の地域づくりが、世界の都市経済を再定義しつつあります。毎年何百万人もの訪問者を受け入れるスポーツ・エンターテイメント地区は、長年にわたってスマートシティ計画のテスト場となり、先進的なガバナンスと適切な技術が人々にとってより安全で活き活きとした、住みやすい都市を創り出すことを示してきました。特に気候変動の時代において、スタジアムや競技場は、エンターテイメントへの利用から避難所としての利用まで、私たちの都市の未来にとって重要な役割を担い、その役割は日々進化しています。自らの経験と一連のケーススタディを基に、スタジアム主導型の都市再生モデルの発展と、こうしたダイナミックな、混合利用型の地域が北米をはじめとするスマートシティの課題にどのように取り組んでいるかについてお話しします。

13:40 – 14:20

「FIWARE : 都市を成長の原動力へ変革中」
ウルリッヒ・アーレ 氏 FIWARE Foundation 最高経営責任者(CEO)

デジタルは世界を変えています – デジタルはより速く、より強く、安くなります。
都市を真に”スマート”にするということは、都市をイノベーション、経済発展、福祉のための成長のプラットフォームに変えることを意味します。共通の標準と情報モデルを採用することで、都市は最小のインパクトでこの変革を達成し、連携してコラボレーションできるエコシステムを構築することができます。
FIWARE(ファイウェア)はオープンソースです。これは、都市がベンダーのロックインを回避し、投資を保護するのに役立ちます。 これは、タイムリーかつ大規模に都市で何が起こっているかを説明するコンテキスト情報へのアクセスを提供します。このデータは、情報源とは独立して、標準オープンAPIを通じてアクセス可能です。
FIWAREは、都市内のすべての垂直システムを統合された都市管理のための水平なプラットフォームに統合し、情報サイロを破るためのキーとなる標準を推進しています。したがって、世界中の24カ国の117の都市が採用した”デファクト・スタンダード”となっています。

14:30 – 15:10

「メルボルンクリケットグラウンドのスマートスタジアム戦略」
ピーター・ワーン 氏 メルボルンクリケットクラブ ゼネラルマネジャー

メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)は、世界最大級のスポーツ競技場です。この講演では、施設担当ゼネラルマネージャーのPeter Wearneが、当施設のスマートスタジアム化戦略と、将来の環境および持続可能性に繋がる取組についてお話しします。

15:20 – 16:00

「けいはんなプラザホテルでの産学官共同の省エネ社会実証  ―地球にやさしいス マートホテルを目指して―」
有村 俊秀 氏 早稲田大学 政治経済学術院 教授
岡島 成治 氏 神戸大学 准教授

本講演では、早稲田大学、神戸大学、(株)けいはんな、(株)けいはんなプラザホテル、富士電機(株)、(公財)関西文化学術研究都市推進機構、京都府が共同で行ってきた、ホテル宿泊客に対して行った省エネルギーの社会実験の取り組みと成果を報告する。地球温暖化対策の観点から、あらゆる部門で温室効果ガス排出削減が求められている。特に、サービスセンターでのエネルギー消費増加は著しく、エネルギー消費の削減が求められている。そこで、客室にスマートメーター等を設置し宿泊客のエネルギー消費量を計測した。そして、宿泊客へのメッセージやインセンティブを付与し、客室の電力消費やお湯の使用量が減少するかを検証した。その結果、インセンティブにより宿泊客の省エネが進むことが実験で示された。

16:10 – 16:50

「Smart Cities; Adapting the Concept to the African Continent」
デイビット・エリシャ・オラトゥンジ 氏 アフリカスマートシティイノベーション財団(ASCIF) 理事長/創設者

世界人口が急激な速さで増加していることは明らかであり、世界中の政府にとって非常に深刻な問題となっています。この問題の最も厄介な点は、その増加する人口の多くが、農村地域から都市部へ移動しているということです。この現象は、先進国のみならず、アジア、ラテンアメリカ、インド、アフリカ等の発展途上国の人口の多い地域でも見られます。

1F セミナー会場② 全国自治体交流シンポジウム
12:30 – 12:35 開会挨拶
地域IoT官民ネット

IoT推進に意欲的な地方自治体、IoTビジネスの地域展開に熱心な民間企業、総務省等が連携し、地域におけるIoT実装を強力に推進するため、平成29年に設立された「地域IoT官民ネット」の最新の取組をご紹介します。

12:35 – 13:05

基調講演 「地域におけるデータの利活用促進に向けた総務省の取組」
桜井 秀和 氏 総務省情報流通行政局情報流通振興課 企画官

IoT等の本格的な実用化の時代を迎え、総務省では、これまでの実証等の成果を日本全国の地域に横展開していくため、平成28年9月から「地域IoT実装推進タスクフォース」を開催し、地域におけるIoT実装を総合的・計画的・戦略的に進める方針を示した「地域IoT 実装推進ロードマップ」を取りまとめています。
このロードマップの実現に向け、総務省にて行っている、生活に身近な分野における新たなIoTサービス創出、地方公共団体のオープンデータ推進等の事業内容や、IoT推進に意欲的な地方公共団体とIoTビジネスの地方展開に熱心な民間企業等とで構成された「地域IoT官民ネット」に関する取組の概要についてご説明致します。

13:05 – 13:35

IOT官民ネットシンボルプロジェクト紹介(1)
「『スマートシティたかまつ』の実現を目指して」
広瀨 一朗 氏 香川県高松市 総務局 参事

高松市では、今年2月に、国内で初めて、欧州で普及する「FIWARE」によるIoT共通プラットフォームを導入し、市を中心に産学民官により設立した「スマートシティたかまつ推進協議会」と連携して、データ利活用による地域課題解決を目指しています。昨年度は総務省補助事業を活用して、防災分野で水位・潮位データの収集を、観光分野でレンタサイクル自転車の動線把握を開始しました。今年度は、福祉分野などへのデータ利活用の拡大を行うとともに、協議会に複数のワーキンググループを設けて、多様な地域課題について検討を進めています。「地域IoT官民ネット」のシンボルプロジェクトとして現在進行中の、高松市のスマートシティに向けた取組をご報告します。

13:35 – 14:05

IOT官民ネットシンボルプロジェクト紹介(2)
「ぶどう『ルビーロマン』におけるIoTを活用した技術栽培の伝承について」
瀬戸 一孝 氏 石川県かほく市 産業建設部長
山内 大輔 氏 石川県農業総合研究センター 農業試験場 砂丘地農業総合研究センター 主任技師

かほく市は石川県のほぼ中央、能登半島の付け根に位置し、古くから水稲や果樹の栽培が盛んであり、近年は鮮やかな赤色が特徴で国内最大級の大粒のブドウ「ルビーロマン」の生産が行われている。また、IT産業が盛んであり、理化学研究所に設置され、世界一となったスーパーコンピューター「京(けい)」を生産・出荷した富士通ITプロダクツが立地するなど、石川県内のIT産業の発祥の地と言える地域である。
先般、総務省のIoTサービス創出支援事業に採択され、かほく市をフィールドにブドウ「ルビーロマン」の栽培に必要な熟練の技術を見える化することを目指して取り組んでいるところであり、その概要と進捗状況を紹介する。

14:05 – 14:35

IoTデザインガールプロジェクト紹介
「IoTデザインガールについて」
有本 香織 氏 株式会社NTTドコモ 地域協創・ICT推進室 主査
野崎 詩乃 氏 ローム株式会社 市場・商品戦略本部 メディア企画部

2017年7月、自治体・企業・国とが連携し、IoTで地域を元気にするという「地域IoT官民ネット」が発足しました。そのうちの一つのプロジェクトが「IoTデザインガール」です。「IoTデザインガール」プロジェクトとは、「“IoTでどんなことができるか?” をデザインし、わかりやすくつたえる!」「企業や自治体をつなげて、新たな価値を創出する!」をキーワードに取り組む人材育成プロジェクトです。
このプロジェクト誕生のヒントになっている、NTTドコモの「アグリガール」というチームの活動や、IoTを普及していく上での「共感力」「デザイン力」の必要性、IoTデザインガールのプロジェクト内容についてご紹介します。

データ利活用
14:45 – 15:05

「ICTを活用した加古川市のまちづくりについて」
多田 功 氏 兵庫県加古川市 企画部 情報政策課 副課長

加古川市では、まち・ひと・しごと創生総合戦略にもとづき、「子育て世代に選ばれるまち」の実現に向けて、ICTを活用し、安心して生活していただける環境の整備を進めています。2017年度に総務省の「データ利活用型スマートシティ推進事業」の採択を受け、EUで開発・実装されたオープンソースの基盤ソフトウェア「FIWARE」を活用したデータプラットフォームを整備しました。そのほか、新たに設置したIoT機器等を活用し、先行事業として実施している子どもや高齢者に対する「見守りサービス」事業と連携するなど、ICTを活用し、安心して生活していただける環境の整備をはじめとした本市の課題解決に向けた取組をご紹介します。

15:05 – 15:25

「IoTスマート漁業の取り組み」
福嶋 正義 氏 宮城県東松島市(KDDI株式会社ビジネスIoT推進本部 地方創生支援室)

サケ定置網漁における翌日の漁獲量を7割以上の精度で推定している事例を紹介します。
1.漁業で活用可能なデータを明確にし、気象情報等のオープンデータを積極活用。
2.最新のLPWA技術を搭載した省電力のスマートブイにより、多層の水温を取得。
3.機械学習と定置網の形状を模倣した状態方程式により、漁獲量の推定を実現。

15:25 – 15:45

「住んでよし、訪れてよしのデータ利活用型『スマートシティ京都』モデル構築事業」
中峯 良介 氏 一般社団法人京都スマートシティ推進協議会 理事

京都府では、2015年からICT等の最新技術とノウハウを有する先進企業等と連携・協力協定を締結し、スマートシティプロジェクトを推進しており、今年9月には、本プロジェクトを官民連携で強力に推進していくため、「(一社)京都スマートシティ推進協議会」を設立しました。本年度は総務省補助事業に採択され、データ利活用型「スマートシティ京都」モデル構築事業を進めており、京都の基幹産業である観光分野を軸にデータ利活用を促進するとともに、環境分野や安心・安全分野にも応用展開し、『住んでよし、訪れてよし』の超快適スマート社会の創出を目指しています。本講演では、これらのプロジェクトの詳細についてご紹介します。

15:45 – 16:05

「位置情報ビッグデータの活用 ~観光分析・災害分析・商圏分析の最新事例について~」
柴山 和久 氏 株式会社Agoop 代表取締役社長兼CEO / ソフトバンク株式会社 ビッグデータ戦略本部 本部長

Agoopはスマートフォンのアプリから位置情報ビッグデータを蓄積し、世界中の人の動きを独自の「流動人口データ」へと発展させました。
本講演では、AIの技術を取り入れながら情報の集積を行うことで生み出した観光分析・防災分析・商圏分析など、様々な分野における流動人口データの活用についてご紹介します。

16:05 – 16:35 データ利活用パネルセッション データ利活用の促進に向けて
総務省・高松市・かほく市・加古川市・東松島市・(一社)京都スマートシティ推進協議会・株式会社Agoop/ソフトバンク株式会社 
16:35 閉会挨拶 木下 剛 氏 (一財)インターネット協会 副理事長
1F セミナー会場③
12:50 – 13:30

「どのようにまちをスマートにするのか?~スポーツを通じた社会課題解決への挑戦~」
澤田 陽樹 氏 (一財)グリーンスポーツアライアンス 代表理事

世界の様々な国や都市で「スマートシティ」への取り組みがなされています。デジタリゼーションが進み、毎日沢山のデータが生産され、収集され、編集分析を経て一番効率的な解を導き出そうと試みるシステムが立ち上がります。スマートシティへの取り組み方は各地域で異なるはずです。より便利な効率的なまちの生活を支えるスマート・ツールが整備される中で、心身ともに健やかでサステナブルなスマートシティ構築には、実際にそのまちに住む人びとをそれらのツールと繋ぐ、巻き込むスマートな施策が必要になります。スポーツを通じて各地域固有の社会課題解決への挑戦と持続的なポジティブ・インパクトの創出を両立するモデルをご紹介します。

13:40 – 14:20

「多元観光情報の解析」
中村 哲 氏 奈良先端科学技術大学院大学 教授 / 理化学研究所 革新知能統合研究センター 観光情報解析チーム チームリーダー

観光地、都市における時々刻々と変化する情報を解析し、利用者の嗜好に合わせて適切に提供する事が観光情報に重要です。講演では、種々のセンシングとソーシャルメディアにより得られる情報に対し、深層学習を用いて、情報蒸留を行って言語化した上でリアルタイムに利用者に提供するIoT-to-Human技術、利用者の嗜好を対話的に取得する自動対話技術、その嗜好に合わせて観光地などを効果的に推薦する技術の研究について紹介します。

14:30 – 15:10 「地域プラットフォームとしての福岡地域戦略推進協議会とは?」
前田 真 氏 福岡地域戦略推進協議会 事務局次長
15:20 – 16:50 Maker Faire パネルディスカッション
メイカーが地域と企業にもたらす未来(Maker Faire Kyoto 2019に向けて)

久保田 晃弘 氏 多摩美術大学 情報デザイン学科 教授
野尻 抱介 氏 SF作家
小林 茂 氏 情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]産業文化研究センター 教授
野田 陽 氏 ニコニコ技術部